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ポーカーハート

 
ガチガチだな
 
目の前の冴えない男の挙動を見て
広橋は鼻で笑
 
脂汗は噴き出て
手は僅かに震え
瞳の動きは定まら
ない
 
観察
をしないでもわかる
悪手だ
 
既に彼の癖はお見通しだ
焦る度に腕時計を見て
いるのだ
馬鹿でもわかる
 
これがギ
ンブル漫画か何かだ
たら
実は癖まで全
て自分を騙すためのブラフで
実は最後の大勝負に逆転
するための布石だ
 
そうだ
たら褒めてやるよ
千両役者だ
 
などと
言うことは
勿論有り得なか
 
ウダウン
 
手を開ける前から
結果は見えている
劇的な逆転劇
起こりえない
 
ペアです
 
広橋の顔が
本格的に歪む
それは勿論
ポジテ
な意味
勝利を確認しての笑顔だ
 
ペアに賭けち
うかね
ほい
フラ
 
ぱさりと場に落ちるカ
ドは
確かにダイヤ一色だ
 
冴えない男の青か
た顔が
みるみる白くな
て震え
 
ムセ
冴えない男がかき集めた四十万円は
見事に鼻ピアスをした大学生のポケ
トに消えた
 
残金三万の崖
ぷちで少しでもまともな手が来
たらああもなるか
それにしても
なんち
う雑魚だ
このオ
サン
 
あがががが
と崩れ落ちる冴えない男
村田
が哀れみを込めながらウ
スキ
を差し出
 
飲むかい
 
ただにしといてやるぜ
 
まだ
まだです
 
もはや死人に近いそのざまで
尚も村田は諦めない
 
左手薬指の指環をぐりぐりと捻じり
どうにかそれを
抜き取
 
奮発して買
プラチナ製です
質屋に持
いけば
十万
いえ
七万くらいにはなるかと
 
 
本物かどうかはわからないが
確かにそこそこ金には
なりそうだ
そんな印象を持
た広橋は
継続を快諾し
 
十万
てことでいいよ
 
別に二束三文でも構わない
折角だから貰えるも
んは貰
ておこうか
 
村田に逆転はあり得ない
この場にいる全員が
そう
ていた
 
当の村田とて
本心ではそんな事わかりき
ていた
だが
それを認めようとはしない
 
彼には
絶対に負けられない理由が一つ
存在してい
 
おいおいおいおいおい
もうやめとけ
てお
さん
今日はもう無理だよ
 
今度勝てばいいじ
 
三人居たスタ
フの内
一番若い茶髪の男がそれを制
止した
 
本来はやりたいならやらせておけとい
たスタンスで
営業しているが
死人や
それに近い状態で出られるの
は勘弁だ
 
も年配のスタ
フも
茶髪の説得を止めはし
ない
 
趣味で始めたマンシ
ンカジノだ
常連には多少
の金こそ貸すが
ケツの毛まで毟り取るほどの事はしな
 
多少のスリルを持
た娯楽になればいいと言うくらい
の感覚で
違法性こそあるが摘発以外の危険性はほぼ無
いのが裏カジノ
シルヴ
スタ
である
 
今勝たないと
娘の治療費が
払えないんです
 
こぽこぽと口の端から泡を
目の端から涙を吹き出し
つつも
村田は喋り続ける
 
稼ぎの少ない私に
私を
妻も娘も
文句一つ
言わずに
支えてくれました
 
身体が弱い娘に
満足に治療させてやることもできず
我慢させて
 
大きい病院に入れるため
と貯金を続け
あと
一息と言う所で
病状は悪化
すぐにでも入院させて
手術を受けさせないといけない
そう言われたのです
 
ですが
あと百万
親戚も知り合いも闇金融にだ
て頭を下げて
どうしても足りなか
 
今勝たなければ
私は親としての役目も果たせ
ないただの愚図だ
 
いや
私は愚図でも凡愚でもなんでもいい
いいん
です
娘が助かるなら
私は
 
アホか
 
思わず口に出しそうになるのを
広橋はどうにか堪え
 
低所得者がまともな人生設計もせずに子供など作るか
らそうなるのだ
 
おまけに
足りない治療費をギ
ンブルで稼ぐ
 
分で言うまでもなく愚の骨頂である
 
負けたら娘どころか自分と妻の生活すら危うくなるだ
ろう
 
ンブル以前に
人として雑魚だ
凡人未満だ
 
一瞬でそんなツ
コミが浮かぶほどに広橋は
呆れ返
 
そもそも
そんな話信じられるか
今適当にで
上げて安い同情を誘
 
と思
たが
どうやら嘘は言
てないようだな
 
しかし
 
うう
そんな事情があ
たなんて
 
こいつは何とも
泣かせてくれるじ
かよ
 
何負けてるんだよお
さん
 
今勝たなくていつ勝
つんだよ
 
スタ
フ一同は涙ぐみながら話に聞き入
ていた
 
アホか
 
広橋は思わず口に出してしま
堪えられなか
から仕方がない
 
なんでそんな話に同情できるんだアンタらは
 
ンブラ
だろう
 
疑うのが仕事だろ
簡単に信じ
るなよ
 
涙を袖で拭
て答えたのは男泣きするオ
 
ンブラ
だからだよ
兄ち
俺達は単純で
馬鹿なんだ
信じたいものを信じるだけ
騙されたら笑
えばいいのさ
 
理解できね
 
馬鹿共が
と心中で毒づく
 
お前等はギ
ンブラ
でも何でもない
ただの社会
不適合な敗北主義者だ
 
まあ
俺は金さえ稼げれば相手は誰でもいい
しろ馬鹿の方が好都合だ
 
娘が病気なのはいいんだけど
やるの
 
やら
ないの
 
きりしてよ
 
まるで自宅のように
遊技台に足を乗せる広橋
 
それを咎めることもせず
スタ
フらは村田の様子を
見守る
 
やります
 
妻も娘も
私の帰りを
るんだ
 
ぷるぷると震えながらも闘志を燃やす
冴えない中年
男性
 
アンタじ
無理だ
 
でし
うな
 
と年配スタ
フの意見が一致した
 
でも
 
若手のスタ
フは
歯痒さに悶えた
 
ここで止めろと言うのは
あまりにも残酷だ
 
しかし続けろと言うのは
それをも上回る残酷だ
 
勝負は見えている
村田と広橋の差は歴然だ
万に一
つも
彼に勝機は無い
 
だが
 
兄ち
時間に余裕はあるかい
 
が話を切り出した
 
あるけど
どうすんの
 
二人にいい話がある
兄ち
んは更なる大金を手に
入れられるかもしれないし
 
村田さんは
ここから奇跡の大逆転を迎える可能
性が生まれる
 
言いながら
は携帯電話をポケ
トから取り
出した
 
スタ
フ二人に
緊張が走る
 
 
呼ぶんですか
彼を
 
代打ちか
 
広橋は思案する
 
お抱えのギ
ンブラ
腕利きのスタ
フか
いずれにせよ
完全に向こうのホ
ムだ
 
イカサマが上手な奴をスタ
フがフ
する可能性
もあり得るな
 
まあ
イカサマだろうがハ
タリだろうが俺には通用
しないが
グルにな
て知らぬ存ぜぬで通されれば面
倒だ
 
誰か呼ぶのは別にいいよ
審判が公平だ
て証明で
きるのならね
 
それを聞いたオ
通話をしていない携帯電話
に向か
て大声で話し始めた
 
たく
イカサマだ
て事も気付かずによくもまあ
頑張るよ
 
ちは稼がせてもら
てるから構わんけ
どな
 
 
 
よく聞こえるようにそう言
た後
ボタンを押して広
橋に携帯を手渡した
 
録音完了だ
文句があるならこれを警察にでも持
ていけばいい
ちは詐欺罪であんたはノ
リスクだ
 
暴力に訴えない証明は
 
俺達がやくざもんに見えるかい
 
まあ
ちだ
ろうと客に暴力振る
たと知られり
商売上が
たりよ
 
それもそうだね
いいさ
誰でも呼べばいい
 
嘘は言
てないか
なら
いい
誰が来ようと
俺に勝てるはずがないんだからな
 
と笑う広橋
彼は既に思考を
勝ち金の使い道に
費やしていた
 
村田も
最初は知らない人に娘の命を預けられないと
たが
 
必ず勝てるとは言わないが
アンタよりは絶対にマ
シだ
娘を助けたいんなら
少しでも可能性の高い方に
かけるべきなんじ
あないのか
 
その言葉がダメ押しとなり
結局提案を了承した
 
携帯を広橋に預けたオ
は若手スタ
フに命じ
家でだらけているであろう男を召喚する
 
彼を
 
穂村
 
心を
 
 
 
ボリボリと頭を掻きながら入
てきたのは
痩せ気味
なロン毛の青年
 
彼は目やにを薬指で取る
明らかに寝起きだ
 
おう
ご苦労
実はこの人がな
娘の治療費を稼ぐ
ために
 
マジで
 
大変だ
そり
俺勝たないといけないじ
 
こいつが
 
が説明してる間に
広橋は穂村の
観察
開始する
 
前髪が伸び
ぱなしでリアクシ
ンする度に見え隠れ
する顔は
手入れしていない無精髭も相ま
凡庸な
タロ
と言
た風体である
 
おまけに
服装は上下灰色のスウ
カジノと同
じマンシ
ンに住んでいたので
サンダルを履いて鍵を
閉めただけでここにや
てきたのだ
 
とても凄腕のギ
ンブラ
には見えないけどな
 
聞こえるように感想を呟く広橋
 
それに対しオ
チと指を振る古臭い
リアクシ
ンを返した
 
甘いぜ兄ち
兄ち
んもギ
ンブラ
なら
リス
ルマンの名前くらい知
てるだろ
 
クリス
ルマン
 
あの伝説だの最強だのいろ
いろ言われまく
てたアイツか
 
耳にしたことくらいはあ
 
クリス
ルマン
年齢不明性別不明国籍不明本名
不明と謎だらけのギ
ンブラ
 
その武勇伝は数知れず
でかいギ
ンブルにふら
現れて場を征服し
全てをか
さら
てどこかへ消える
 
見た目は十代半ばの少年とも少女ともつかない子供だ
が独特の色気を持
ており
その姿は見るものを魅了す
ると言う
 
三十年以上前から目撃情報があるものの
彼の見た目
は当時から全く変化していないらしい
 
その逸話と名前から
彼女
はサン
ルマン
伯爵の末裔であるとまで噂されていた
 
ついた仇名は
魔人
 
魔人
クリス
ルマン
 
うさんくさい話ではあるが
噂の半分が嘘だ
としても
十二分に最強を名乗れるレベルではある
 
正直な所
俺なら勝てるんじ
あないかね
 
 
その魔人がどうかしたの
 
心はクリスとギ
ンブルをしたことがある
 
 
マジで
 
たの
 
いや
負けた
 
負けたのかよ
 
それも
となんだ
いくら負けたんだ
けお前
四億
 
ている癖にニヤニヤと尋ねるオ
彼はこの
件について深
い恨みがあ
 
その話やめてくんないオ
 
トラウマが
蘇るんだけど
 
超ボロ負けじ
かよ
 
なんでお前生きてる
んだよ
 
それはまあ
と事情がありましてね
複雑な
凄惨な
 
ああ
 
よよよと顔を隠して震えるその姿を
るに
どう
やら真実である
そして命に関わらない程度に大事なも
のを失
たようだ
 
股間をキ
と締めているのを見れば
なんとなく検
討はついた
 
そり
災難だ
たな
 
四億の負けに比べり
そんなもん犬に噛まれたような
もんだろ
と適当に流し
広橋はオレンジジ
スを頼
 
そんな自慢にもなり
しね
武勇伝はどうでもいい
からさ
ととやろうぜ
 
ああ
よろしく
 
心は何も頼まなか
 
腹が減
ているわけでもなく
満腹なわけでもなく
 
喉が乾いているわけでもなく
小便が近いわけでもな
 
睡眠が足りていないわけでもなく
ギンギンに冴えて
いるわけでもなく
 
緊張しているわけでもなく
リラ
クスしき
ている
わけでもなく
 
熱くもなく寒くもなく
かと言
て適温と言うわけで
もなく
 
体調が悪いわけでも特別に絶好調でもなか
 
マル
フラ
アベレ
 
平常
それが心の
ンブラ
としてのやりやすい
型だ
 
先に言
ておくが
金の貸し借りは当人同士が納得
していないと成立しない
これは絶対のル
ルだ
たら今度こそ殺す
分か
たな心
 
はい
 
当たり前の事を言うオ
に首を傾げつつ
広橋も
頷く
 
は私
芥川が努めます
公平を期します
何か不満があればすぐにでもお
て下さい
 
年配のスタ
フが
新品のトランプを開封して言
 
それでは
開始致します
 
シルヴ
スタのポ
ルは実にシンプルなもの
である
 
ンジは一回
レイズも一回
 
最低ベ
トと最高ベ
トは客同士で決める
 
最低ベ
トは一万
最高は
決める必要
ある
 
広橋が提案したのは
青天井だ
 
過去に四億も負けた大馬鹿に
上限など必要あるまい
 
いや
いいよそれで
 
案の定乗
て来た間抜け極まりないカモに
広橋は嬉
しさを隠そうともしなか
 
本日はいくら持
てきてくれるんだ
 
アホギ
ブラ
くん
 
だが
広橋はここで自分にしか気付けない異常に気付
くべきだ
 
いや
気づいてはいた
それほど気にもとめなか
 
ンブルを始めれば
すぐにボロを出すだろう
う高を括
ていたから
 
ワンペアか
 
配られたカ
ドを見てすぐ
広橋は二枚チ
ンジする
 
なんてこともない定石だ
彼にと
自分の手札は
それほど重要ではない
 
序盤のゲ
ムの勝敗に至
ては
全く重要さを感じ得
ない
適当に流していればいいのだ
 
さて
 
観察
 
において
いや全ての対人ギ
ンブルにおい
相手の挙動を見る事は勝敗をダイレクトに左右する
 
敵の心理さえ掴めれば
最悪全部の手が負けていても
勝負に勝てる
 
次に資金力だ
圧倒的に勝
ていれば勿論有利だし
駆け引きをする以上数回の勝負で押し切られない程度は
最低限だろう
 
運なんてのは
あくまで拮抗した時の最後の錘だ
 
広橋はそう考えていた
 
そして広橋は
心理戦において絶対に負けない自信と
根拠を持
ている
 
させてもらうか
 
ドを透視することは
彼にはできない
 
その代わりに
広橋は相手の心理を読み取る
 
呼吸
視線
瞬き
手の動き
口元の緩み
汗の量
果ては動脈の動きまで
 
ありとあらゆる精神状態を
身体状況から
 
広橋はその目で見抜く
 
信じる奴はいなか
全員
嘘だろうと心で思
ていた
 
嘘だと思うんなら
そう思えばいい
ちの方が
都合がいいしな
 
それはもはや超能力とすら呼べる
広橋の
観察
 
集中に集中を重ねれば
相手の心臓の動きまで耳に聞
こえてくる
冷や汗の臭いすら
ピアスで敏感にな
鼻が感じ取る
 
それはもしかしたら広橋の妄想なのかもしれないが
少なくとも彼はギ
ンブルで負けた事はない
 
故に
広橋には嘘もハ
タリもイカサマも通用しない
 
広橋は無敗にして
無敵だ
 
これと言
動きのない奴だな
様子見だ
 
一枚アタリが来て手元のカ
ドは
のスリ
これまで村田から徴収した金からすれば屁みたいな額を
上乗せし
手札を卓に伏せる
 
 
呟いてさ
と同額のチ
プを賭ける心
 
ウダウン
心の手札は
 
ペア
 
スリ
俺の勝ちだ
 
卓のチ
プを回収しながらも
広橋は心の様子をず
と伺
ていた
 
特に動揺した感触はなか
まあ
これからだ
 
そう
ていた
 
おりるわ
 
ふむ
 
 
ストレ
 
おい
 
ペア
 
おいおい
 
おりる
 
待てよこら
 
 
ふざ
 
何度や
ても同じだ
 
心理戦において最強を自負する広橋の頬を
汗が伝
てゆく
 
なんでだ
なんで
何も癖を見せない
 
全く動かない
なんて事は当然有り得なか
 
欠伸もするし
背中だ
て堂
とかく
 
だが
それらの動きが手札に反映されることは
全く
と言
て無か
 
無くて七癖
て四十八癖
と言うように
人に
は癖というものがある
 
そしてそれは
大部分が精神状態によ
て生まれるも
のであるのだ
 
ンスだから
あるいはピンチだから
鼻を動かす
耳が震える
目を細める
息を飲み込む
髪を弄くる
目線がチラチラ動く
瞬きが多くなる
眉を顰める
を掻く
 
良いか悪いかは別として
それらは思考に同期して自
然に
無意識に動くものである
 
この男は違
 
そういや最近耳掃除してないな
と考えて
耳に小指
を突
込み
 
肩こ
てるんだよね
とほぐして回
たり
 
頭洗
てね
とボリボリ掻きむし
たり
 
と行うそれは
二度繰り返されることは無か
アクシ
ンを起こしたからと言
て良手になるわけ
でも悪手になるわけでも無か
 
こいつの動きは
精神からきているものではない
この挙動は
勝負とは関係なく行
ている
 
そう
 
仮に心がここに来てギ
ンブルをせずに酒を呑んで駄
てたとしても
彼は同じ行動をと
ていた事だろう
 
こいつには
感情が無いのか
 
馬鹿な
そんな事
あり得ない
ならば
この間抜けは
まさか
何も
考えてないのか
 
その思考を
自分でいやいやと否定する広橋
 
何も考えずにポ
はできない
目の前の敵は
低限手の良し悪しを練
ているのだ
 
上等じ
無理矢理にでも癖を出さ
せてやんよ
 
そろそろ本格的に勝負と行こうか
 
本格的
とな
 
ああ
最低ラインが十でいこうぜ
 
広橋は場にチ
プを十枚
そして自分のプライドも
一緒に賭けた
 
ンブラ
のではなく
自分の
超能力
への絶対
的な自信
 
男の裸に興味はね
こいつは
丸裸にしてや
金を奪
猫背にな
てみ
ともなく汗をかきな
がら手はガクガクと震えて泣きそうな面をしてクラスの
目立たね
女子よりもか細い声で負けを宣言するまで
徹底的に暴いてやる
 
二重の意味で
広橋は心への勝利を決意する
 
長い夜が
始ま
 
 
つまらないな
 
魔人は心と戦いながら
そう感じていた
 
誰も彼もが勝負から逃げるので変装して客船のギ
ブルル
ムに乗り込んだものの
久しぶりすぎてつい全
員丸裸にしてしまい敗北者の一人に正体がバレてしまう
 
そうしたら
後は同じだ
誰も相手にな
てくれない
確実に負けると決ま
ている相手に勝負を挑む馬鹿はい
なか
 
クリスは何でも得意だ
たが
唯一手加減だけは苦手
 
勝負とは
全力を出すから面白いのだ
お互いが後先
考えずに勝負するから
ンブルはやめられないのだ
 
片方が手加減したギ
ンブルなど
ままごと遊びみた
いなものだ
 
負けるかもしれない
でも絶対に負けたくない
クリスである
 
そんな絶対強者であるクリスには
ンブル仲間と
いうものがいなか
 
別に毎回命を賭けて来たわけでもない
それにも関わ
らず
リベンジを挑むものは皆無だ
 
ありとあらゆる強者を破
てきたクリスは
強すぎて
孤独にな
てしま
たのだ
 
お付きには常にボデ
ドのケビンがいたが
彼は
ンブラ
ではない
 
周りは僕がイジメているみたいに見えるだろうけど
僕は
イジメられている気分だ
 
心底落胆したように
クリスは席を立
 
だが
そこで
彼が現れた
 
あいつだあいつ
クリス
ルマンだとよ
 
ほへ
マジ
すか
折角だし記念に対戦してこよ
かな
席空いてます
 
噂を聞きつけてひ
こり現れた日本人
 
独身であるシルヴ
スタのオ
が懸賞で当た
旅行に勝手に付いてきた男
 
穂村
 
心と
クリス
ルマンが出会
たのは
んの僅かな偶然だ
 
いや
まさか
クリスさん
て日本語喋れるとは思
わなか
たよ
何人なの
 
 
すごいよね
何その銀髪
 
地毛
 
俺最初見た時
ゼンメイデンか何かだと思
たし
 
 
てかそもそもさ
てかこれ聞いていいのか
どうかわからないんだけど
クリスさん
て男
 
 
 
結構いい歳のはずなのに外見が子供だから魔女みた
いだけど性別がわからないから魔人
て凄いよね色
中学生の妄想レベルだよね
実際のとこ何歳なん
 
 
あの
クリスさん
 
勝負の途中なのに
随分どうでもいい事を考え
るんだね
 
すんません
 
やべ
やべ
怒らせち
と心は黙りこんでしま
 
既に負けは十万円に達している
勿論
心の負け分だ
 
クリスは怒
ているというよりも
退屈していた
 
クリスにもなると
相手の精神状態から癖を読み取る
なんて初歩の初歩だ
嘘を見抜くなんて
半分寝ていて
もできる
 
そんなクリスでさえ心の思考は読めなか
 
心は
これとい
てギ
ンブルが強いわけでは無か
運も特別良いわけでなく
イカサマもハ
タリもし
てこない
 
ただ
ンブルに集中していないかのように
その
思考は読み取れなか
 
していないかのように
と言うか
 
全く
集中していない
 
のだ
 
有名人に出会
てギ
ンブルをしていると言うので頭
が一杯にな
ていて
ンブルは片手間でこなしてい
 
金を日本円にして六桁奪われて尚
心はクリスに興味
 
つまらないな
 
魔人は心と戦いながら
そう感じていた
 
所詮
目の前の男もそこらの自称ギ
ンブラ
と大差
無い
 
絶対に勝てないから
思い出作りに勝負しているだけ
勝つ気など
さらさらないのだ
 
そんな相手と戦
ていても
何の意味もない
 
さと無一文にして
終わらそう
 
そう思
た所だ
 
おい心
そろそろやめた方がいいんじ
ないのか
 
それなんですけど
ごめん
 
何だよ何で謝るんだよ
 
クリスさん
ああもう面倒だからクリスでいいでし
年下に見えないし
 
 
一億ほど貸してくれない
 
 
クリスは耳を疑
 
ンブルが終わ
た後に金を持
て行くなとゴネた
奴はいても
ンブルの途中で対戦相手に金を借りよ
うとする馬鹿は未だかつて出会
たことは無か
 
てる意味がわからないんだけど
 
その言葉に対し心はスマホを操作し
ある画像を引
張りだした
 
それはピカピカの新車を満面の笑みで頬ずりしながら
撫で回す
の写真だ
 
このお
さんが買
たば
かのカウンタ
ク持
これを担保に一億貸してち
 
ウオアアアアアアアアアアアア
 
が絶叫し
心に飛びかかる
それをひらりと
躱し
クリスの背に回
 
やめろ
 
 
殺すぞ
 
世界各地の阿修羅像を見ても類がないような壮絶な表
情をしながら叫ぶオ
 
スタ
フがわらわらとや
てきて
暴れる彼を抑えた
 
大丈夫だオ
 
俺は勝つ
 
 
クリスは再び耳を疑
 
誰が
 
誰に勝つ
 
やめろ
 
断末魔にも近い悲鳴を上げて抗議するオ
をよそ
よいせ
と心が席につく
 
ほら早く
合意しち
えばあのお
さんも何もでき
ないから
 
僕に勝つ
本気で言
てるの
 
うん
 
その
うん
友達に
そう言えばお前駅前のラ
メン屋行
て聞かれた時と全く同じト
ンだ
 
美味か
たよ
の代わりに
心はさも当然のように言
 
勝つよ
 
 
クリスは
例え子供が相手でも
蟻が相手でも
ミジ
ンコが相手でも
ミトコンドリアが相手でも
 
自分に勝てると宣言する相手は
徹底的に叩き潰した
くて仕方がなか
 
クリスが嗤
 
心が微笑
 
は泣いた
 
 
えない
何も
映らない
 
賭け金を一桁上げても
心の精神はなお揺らぐことは
無か
 
タルでは
ているのは広橋だ
このまま続い
ていたら
近い内には広橋が総取りしているだろう
 
だが
傍から見て明らかに動揺しているのも
広橋の
方だ
 
癖が出ている
鼻ピアスの感触を確かめるように
差し指で弄り回して
鼻の感覚を鋭敏にする癖が
 
もしも心が煙草を吸い始めていたら
烈火の如く怒
ていただろう
それほどに
彼の神経はささくれだ
いた
 
五十万だ
 
ラリ
の緊張が
見なくても伝わ
てきた
 
勝負に出る
 
それは心の残り金額と村田の十万を足してギリギリの
金額
 
負ければ終了
こいつが来た意味は
何もない
 
勝負を下りれば
後は金でゴリ押しして終わりだ
 
手札はフラ
喉元に刃を当てて
それでも平静
を保
ていられるか
 
俺に
せろ
 
その殻で大事に大事に守
ている
てめ
中に潜む焦燥を
 
強い思念
岩をもぶち抜きそうなほどの集中した精神
感応
テレパシ
心を焼き穿たんと音速を遥かに
超えて貫く
 
 
そこで
ようやく心の
中身
が動いた
 
 
広橋には感じ取れる
 
心の鼓動が
どんどん早く
そして大きくな
ている
事を
 
汗の匂いがする
呼吸が荒くなる
それはほんの僅か
な反応だ
だが
広橋の五感には十分すぎる動きだ
 
巣から獲物が顔を出す
それを刈り取る
捕食者の表
情へと
広橋が変わる
 
できんじ
トくん
 
とだ
 
俺の前で醜態を晒せ
 
もう少し
 
あとひと押しで
獲物は完全に巣から出る
 
どうする
 
ここで勝負に出なければ
もうお前に
勝ちの目は無いぜ
 
さあ
 
心の鼓動が
更に速くなる
 
坂道を転げ落ちる大岩のように
それはもう止まらな
いし止めることはできない
 
そう
 
そうだ
 
震えろ
 
竦め
 
怯えろ
 
恐怖しろ
 
 
とだ
 
荒くなる呼吸を整えるかのように
心はギ
ラリ
も聞こえるほど大きく深呼吸をする
 
それで
 
落ち着ける
てか
 
心機一転
冷静になります
てか
 
馬鹿が
 
もう無理だよ
 
てめ
はもう止まれね
 
そう
心はもう止まらない
 
だが
広橋が勘違いしていることが二つあ
 
一つは
心が冷静になるつもりなどさらさらないこと
 
もう一つは
広橋が思
てるより
とても
遥かに
とんでもなく
 
心は
大馬鹿であると言う事
 
おい
 
広橋が
異常にや
と気付く
 
あまりにも
あまりにも心の鼓動が大きすぎる
 
観察
などしないでも
一目でわかるくらいの興奮
 
汗の量も臭いも凄い
まるで全力で
を駆け
抜けている最中のそれだ
 
先程深呼吸をして整えたとばかり思
ていた肺は荒れ
に荒れて過呼吸じみた運動で酸素を燃やしていた
 
目は血走
ている
先程の覇気の欠片も見えなか
心と同一人物とは思えない
ギラギラした猛獣の眼光を
成している
 
長い髪をかき分け
ルバ
クにして後ろで縛る
 
心が笑
 
 
 
まるで別人だ
 
クリスの前にいた男は
一瞬にして周囲の体感温度を
度近く上げさせ
びりびりとした圧力を全方位に放
 
やろうぜ
やろう
 
一億の勝負だ
クリス
 
心底楽しそうに
男は言う
ブレ
キを邪魔だからと
へし折
てぶち壊した狂人の顔で
 
それに怖じけるクリスではない
 
 
いいね
いいよ
君みたいなのを叩き潰し
たくて仕方なか
たんだよ
 
久しぶりの
あまりにも久しぶりの勝負だ
 
手は震えなか
たが
心臓が狂喜に震えた
突発的な
欲情にも似たそれが
目の前の生意気な相手を食いたい
と叫んでいる
 
相手の手などわからない
探ろうとも思わない
ただ
今は
勝負がしたか
 
小手先の勝敗ではない
この魔人に勝てると本気で思
ている大馬鹿を
真正面からぶちのめしたい
 
ウダウン
 
プレイル
ム内を
この船が氷山に激突したような轟
音が支配した
 
二人が手を叩きつけた音だ
 
 
防音対策はし
かりしている
 
振動で苦情が来るかは
五分と言
た所だ
 
ストレ
 
フラ
 
広橋のフラ
心はその手で粉砕した
 
ざめいか
と思
 
なんだ
 
何が起きた
 
猛獣が吠える声
部屋に響く爆音
 
混乱するのも無理はなか
 
心の
観察
で集中していたところに
これだ
神経
に直接打撃を食ら
た気分だ
 
ようやく落ち着いた広橋が目にしたのは
綺麗に並ぶ
トの
 
万の
敗北を意味していた
 
負けた
 
俺が
 
思わず声に出ていた
 
予想だにしていなか
カウンタ
の一閃
広橋の
動揺など
誰が見ても明らかだ
 
まだだ
まだ有利なのは俺の方だ
 
おち
落ち着いて
観察
 
そこで気付き
広橋は絶望した
 
何を
 
こいつの何を
ればいい
 
癖なんてもんではなか
 
心は今まさに爆発している
止むこと無く
爆ぜ続け
ている
 
駆け引きなど通用するはずがない
 
なにせ
心は引くことなどほんの僅かも考えていない
のだから
 
そう
心はもう止まらない
 
 
心は特別運が良い方ではなか
 
ただ
暴走モ
ドに入る条件を満たしていた
 
勝負どころで
とび
きり良い手を引くこと
これが
エンジンに火を付ける
 
心のフ
ドは
クリスのフ
ドを数字で
上回
ていた
 
 
 
場内が
沸いた
 
と出の日本人が
今までいいところ無しの雑魚が
伝説の魔人から一億をもぎ取
たのだ
 
ここで終われば
クリスの無敗伝説に唯一地を付けた
男として一役有名になるだろう
 
誰もがここで心が中断すると思
ていた
 
ブルに座る二人を除いた
この場にいる全てが
 
二億
 
何を言
たかすぐに理解できたのは
クリスを覗いて
他にいなか
 
クリスの全身がぷるぷると震え出すのを見て
相方の
ケビンさえ驚愕する
 
屈辱ではなく
恐怖でもなく
動揺などではもちろん
なく
 
大好きだよ
 
ほとんど恋に近い感情だ
 
 
キング
 
またしても
何を言
たのかわからなか
 
キング
 
キング
て何だよ
 
どんな手だよ
 
様子見を貫いて勝負に降りた広橋が見た心の手は
一つ揃
て無か
 
キング
ブタかよ
 
ブタ
 
こい
ブタに
全財産賭けたのか
 
広橋の身体がぷるぷると震えだす
 
屈辱ではなく
恋などでは当然なく
 
馬鹿じ
のか
お前
 
恐怖と
動揺によ
広橋は熱気の中に寒気を覚え
 
てやがる
 
こいつは
負けるこ
となんて一ミリも考えてね
 
この男は自分が絶対に勝つ
当然のように信じて
るんだ
 
さあ
 
心の一声で
広橋は大きく身を捩らせる
 
万の勝負だ
 
やろうぜ
 
勝つか負けるかも全く読めない勝負に
だと
 
目の前で楽しそうにギ
ンブルを続行しようとする狂
人は
広橋の理の外に存在していた
 
広橋とて
自分が負けるなどとは考えてなか
 
しかしそれは心とは全く違う
相手の癖を見抜き
に勝てる勝負をしてきたのだ
 
自慢の
超能力
が通じないこの男に
勝てるとは到
底思えなか
 
俺だ
こんな向こう見ずの大馬鹿なんざ
一回勝てばいいんだ
それだけで全てが終わる
 
震える手で役を揃える
天は広橋を見捨ててはいない
トのストレ
トが右手に収ま
 
 
待て
まだ勝負に出るには早い
様子を
 
広橋は降りた
 
勝負に出ることが
できなか
たのだ
 
様子を見る
と言うのはただの言い訳であることに
広橋は気づかないフリをした
 
直後
 
ルハ
 
あが
 
一歩引いた所を
鼻先が刃を掠めた
 
広橋の判断は正しか
 
正しか
たが
それ故に怖ろしか
 
怯える暇も無く
頭を鷲掴みにされる
 
 
 
次は
万だ
 
その言葉が
トドメだ
 
もう
勘弁してくれ
俺の負けだ
 
 
 
 
奇跡と言
てよか
 
今日は心にと
最高のラ
に違いなか
 
なにせ
ドの後にフルハウスが二連で続い
たのだ
億の金を賭けた勝負で
 
これを奇跡と呼ばずに何と呼べよう
 
 
 
子供のように笑う二人はもう止まらなか
 
どちらかが沈むまでノ
ドで殴り合う以外に
着を付ける方法など無いだろう
 
既に周りは
興奮を通り越して二人の熱と狂気に怖じ
けている
 
何故
勝負を続ける
 
 
何故
全額を賭ける
 
何故
ている
 
常人にはわからなか
 
ストレ
フラ
 
台を叩き壊さんと振り下ろされる
心の右腕
 
心の熱意がカ
ドを呼び寄せたのか
そう思わせるほ
どの一撃だ
 
しかし
 
ロイヤル
 
ストレ
 
 
クリスの豪運が
その上を通り抜けてい
 
敗者が崩れ落ち
勝者が天を仰ぐ
 
負けた
 
 
たよ
 
ここに
勝敗が決した
 
冷静な
クリスが
 
まるで見た目と同じく
子供のように
大声で手を叫
んで
跳ねまわ
て勝利を喜んでいる
 
長い付き合いになるケビンが初めて見る
クリスの満
面の笑顔だ
 
おぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ
 
一方で
長年コツコツと金を貯めて買
たカウンタ
クを失
たオ
が口から泡と吐瀉物を混ぜ合わせた
ような何かを吐き出して死んだ
 
 
死んじ
駄目だ
 
 
駆け寄
た心がゆ
さゆ
さと揺らすが
どう見ても
手遅れである
 
そんな二人に
てくてくとクリスが近づいてきた
 
いや
いい勝負だ
久しぶりの楽しいギ
ブルだ
たよ
またやろうね
 
ああ
だがオ
が死んでしま
 
殺したのはお前だろう
とケビンは思
たが言わない
でおいた
 
大丈夫
わざわざ徴収するのも面倒だし
車は
いらないよ
楽しませてくれたお礼
かな
 
本当か
 
その言葉を聞き
が蘇る
 
めでたしめでたし
だな
ほぐ
 
けらかんと言う心の鼻にオ
の右拳が深
突き刺さ
 
 
まだまだやろうぜ
 
どちらかが空になるまで
と継続を熱望する心と
降りたい広橋
 
目的を忘れた心をぶん殴りオ
が出した折衷案は
広橋から村田への無担保融資だ
 
ありがとうございます
これで手術どころ
闇金融の借金まで返せます
 
ぺこぺこと何度も頭を下げる村田とげ
そりとした広
橋を見送り
シルヴ
スタ
の営業はお開きとな
 
いや
上手く行
たな
 
上機嫌で笑うオ
若手のスタ
フが尋ねる
 
でも
よく彼が降りる
てわかりましたね
 
何度も言うが
心は運が特別強くない
 
あのまま勝負を続けていたら
高い確率で心の方が負
けていただろう
 
敵の顔ば
かりジロジロ見ているような奴だ
たか
らな
心はそういう相手に限り
ものすごく強い
 
クリスは相手が悪か
たけどな
と続ける
 
今日俺オフ
すよ
飯おご
て下さい飯
 
黙れ心
お前はもう一生タダ働きでも文句言えない
身だ
 
 
心はぶ
たれながらも
外に出て夜の空気を吸い込ん
 
冷たい風に晒されても
心の熱は冷めなか
 
ぽになるまで
勝負して
 
たままの闘争心を鎮められるのは
勝負以外に
無い
 
またやろうね
 
クリスの言葉が脳裏にちらつく
 
いつかまた
あのギ
ンブル馬鹿と
 
部屋に置き忘れたと思
た煙草がポケ
トに一本だけ
ているのに気付き
心はゆ
くりと火を灯した
 
 
 
鼻を押さえて悶絶する心の肩をがしりと掴んで
魔人
は嗤う
 
鼻が
たの
 
僕ね
今の勝負す
ごい楽しか
たんだ
 
 
それでね
ても興奮しち
まだ収まらな
いんだ
 
 
負けた分は
身体で払
て貰うから
 
 
子供の膂力ではなか
 
るず
ると引きずられて
心はクリスの部屋へと
連れ去られる
 
あの
 
ケビンは心底気の毒そうな表情で心を見ていた
 
 
は満面の笑みで手を振
ていた
 
また勝負するんだから
壊れち
駄目だよ
 
クリスに敗北した者がリベンジを挑まない原因の大半
これ
だと言うことは
あまり知られていない
 
それから三日間
目的地に到着するまで心が帰
てく
る事はなか
 
 
ぱりあんまりやりたくないな
 
 
 

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