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暗い色は私用

本日の創作テ
モチ
お題は
天邪鬼
の靴
#本日の創作テ
マモチ
フお題
暗い色は私用
 
私には双子の妹がいる
彼女と私は共に育ち
見た目
はそ
くりだ
背格好も顔も同じ
思考回路も似通
ていて
二人でいつも一緒に居たから
いつもど
ちが
ちなのか
周りを振り回していた
けれども
とお互いがお互いを意識するように変化が生じてきた
最初は両親が私たちに与える衣服を色違いにし始めたこ
とからである
私は青色
彼女は赤色
私は白色
彼女
は黒色
両親が私たちを見分けれないなんてことは無か
たと信じたいが
私たちは違う色を互いに身に着けた
同じデザインの色違い
二人共違いが生まれた事に最初
は戸惑
幼稚園でも一
洋服に書かれた名前を確認
しなくても済み便利だと評判で
私と妹を見分けやすく
たらしい
そしていつのまに彼女は私をお姉ち
と呼ぶようにな
私は彼女の事は以前と同じく名前
で呼んでいた
 
中学校に上がると彼女は校則違反の染髪をして髪を明
るくし
スカ
トを短くし
学校指定ではない鞄を持ち
歩いた
私はそれと対照的に黒髪を伸ばし
スカ
トを
膝丈にして
鞄には何も付けなか
二人共少しずつ
変な距離感を作るようにな
てい
仲が悪いわけで
はない
だけど意識的に違うことをし始めた
妹は明る
華やかで
私は文化的で
落ち着いている方
髪を
染めて
薄く化粧をして
派手な友達関係を持
ている
のが妹
芋臭く
眼鏡をかけて
文化部でそれなりに楽
しんでいるのが私
住む世界が少しずつ違
てい
たの
陸上動物と水中生物
淡水魚と海水魚
住み分けは
進んでい
わざと合わないように
一緒にならない
ように
重ならないように
二人が二人の別の人間であ
るように
私たちは心血を注いだ
 
 
その後
共に高校進学となり
ようやく別の学校とな
違う高校制服
違う指定鞄
それぞれ違う体操服や
ら違う定期
と彼女も私も双子の兄弟が居ることは
友達に話さないのだろう
そういうのは何となくわかる
別にテレパシ
とかそういうものではなく
シンクロと
いうか
わからない共鳴だ
 
高校入学前に妹と二人とも革靴を買いに行
靴に
ついてはお互いに高校指定が無か
たので
好きなもの
を選べた
私たちはお互いに別の友達と革靴を買いに行
二人共同じメ
で同じデザインの茶色の革靴を
て戻
てきた
どうして示し合わせてもいないのに
全く違う制服で全く違う服装の好みで同じ靴にな
てし
まうのだろう
違う靴屋の紙袋の中は全く同じ箱と同じ
革靴で
私たちは暫くお互いの靴を見合
て黙りこく
てしま
玄関に靴を並べようと揃
た二人を強張
た笑顔が包む
まさか比奈と同じの買
うとはね
これ可愛いよね
うよ
どうしようかな
 
靴に名前を書くなんて選択肢は無い
もう高校生なの
だから
どちらかが譲らなければならないのだ
それは
暗黙のル
ルだ
そして
もう一つ暗黙のル
ルがある
わか
たわか
私色違いにしてくる
いいの
お姉ち
んありがと
 
お姉ち
んが譲る
それが暗黙のル
ルだ
た数
十分でも私はお姉ち
んなのだから
 
 
私は紙袋を抱えて店に戻り
同じデザインの黒色の革
靴に変えてきた
昨日の今日なので
交換は案外すんな
りとい
私の手元には重苦しい黒色の革靴が戻
きた
店員の
そちらの色もお似合いですよ
という言
葉は左耳から右耳に抜けてい
家に戻
て試しに靴
を履く
やはり妹の方があの靴は似合
ている
良か
良か
たのだ
靴の踵をとんとんと鳴らして足を足
枷の中に入れた
ぱり私は黒の方が似合うよね
黒なんて葬儀の
色だ
お姉ち
んの制服進学校のだから絶対黒の方がいいよ
うん
ちの方が良か
なんでいつもいつも
私が譲らなき
ならないの
 
錘は口を通らずに胃に落ちて体内を通
て足元の黒に
溜ま
ていくようだ

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